発足!サウナ研究会#6『フィンランド式サウナって日本式サウナと何が違うの?フィンランド人は“ととのう”を知らない?サウナ発祥の地、フィンランドのサウナ事情調査』

 おはようございます、こんにちは、こんばんは

スーパー銭湯大好きな暇人です

 

皆様サウナって何語か知ってますか?

 

ご聡明なサウナーの方々なら勿論ご存知だと思いますが、フィンランド語ですね

ちなみにロウリュやヴィヒタなんかもフィンランド

なぜなら何を隠そうフィンランドはサウナ発祥の地なのです

 

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フィンランド北ヨーロッパに位置する国です

 フィンランドではサウナは老若男女問わず親しまれており、生活に根付いています

日本のお風呂の様に一般家庭にも家庭用サウナがあるなんて話もよく聞きますね

 

そんなサウナの本場、フィンランドのサウナはフィンランド式サウナなんて呼ばれたりするんですが、実際のところ日本のサウナとフィンランド式サウナ何が違うんでしょうか

 

ということで今回はフィンランド式サウナと日本式サウナの違いを調べてきたのでご紹介します!

 

【その1.乾式か湿式か】

まず日本で親しまれている多くのサウナは乾式のいわゆる“ドライサウナ”です

湿度が低くカラカラなんですね

 

 日本のサウナでは時々息苦しく感じるときなんかがあると思いますが、それはサウナ室の湿度が低いことが原因です

 

一方、フィンランドのサウナは対称的に湿式、湿度の高いサウナが主流なんですね

日本でもドライサウナの他にミストサウナ、蒸し風呂などが設置されている施設も多いですが、そちらの方がイメージが近いのかもしれませんね

 

【その2:サウナ室内の温度】

そして次に温度

日本のドライサウナの多くは80℃台後半から90℃前半です

(時には120℃を優に超えるバケモノ温度のサウナもありますね)

 

sentou-himazin.hatenablog.com

 

しかしフィンランド式サウナは基本的には70℃~80℃で、日本のドライサウナより優しめな温度なんですね

 

何故かというと。。。

 

【その3:ロウリュ】

フィンランドではロウリュがあるからなんですね

ロウリュというのは、サウナ室内の熱せられたアチアチのサウナストーンに水をかけることで、大量の水蒸気を発生させ、体感温度を上げる行為のことです

 

つまりフィンランド式サウナではロウリュによって体感温度を上げることが前提のため、ベースの室温はやや低めということです

 

さらにこのロウリュによって発生する水蒸気によってサウナ室内の湿度も高めに保たれますね

 

またロウリュの際、サウナストーンにかける水にはアロマ水が利用されることも多いです

アロマ水をかけた瞬間、たくさんの蒸気と共にぶわっと良い匂いが広がるのを想像しただけで垂涎物ですよね

 

日本でも最近ではロウリュを楽しめるフィンランド式サウナを採用している施設が増えてきています

サウナーであったら一度は体験してみたいですよね

 

<セルフロウリュができる施設を紹介している記事↓>

sentou-himazin.hatenablog.com

sentou-himazin.hatenablog.com

 

 

【その4:ヴィヒタ】

そしてヴィヒタ

ヴィヒタはサ道で紹介されたりとサウナーの間では知名度が上がってきていますが、まだまだ知らない方も多いと思います

 

ヴィヒタというのは白樺の若い枝葉を束ねたものです。

 

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ポケモンダーテングが手に持ってるやつみたいですね


使い方はいたってシンプル

こいつで肌を叩いたり、なぞったりします

 

するとその皮膚への刺激で血行や発汗が促進されたり、白樺の葉による滅菌、保湿作用にも期待できるそうです

 

日本では一般的なサウナ施設ではまず見かけることはないですが、フィンランドでは「ヴィヒタ抜きのサウナは塩抜きの料理」と呼ばれるほど、欠かせないアイテムのようです

 

日本では以前紹介した日本一冷たい水風呂のあるウェルビー栄さんなんかで楽しむことができます

ウェルビーの他の系列店にもヴィヒタは用意されているようですので是非訪れてみては?

sentou-himazin.hatenablog.com

 

【その5:水風呂】

日本のサウナには水風呂が欠かせません

やれ水風呂の水温が~天然水が~と多くのサウナーが語っていますよね

 

しかし!驚くべきことに本場フィンランドのサウナには基本水風呂はありません!

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驚きを隠せないサウナーの図

そもそもフィンランド人の多くは“ととのう”というのを目的にサウナに入っているわけではありません

冒頭で述べたように、日本でのお風呂と同じでただ気持ち良いから入る…それだけのことなのです

 

なのでサウナから上がったらシャワーを浴びるか、そのまま外気浴というのが一般的だそう

 

とはいえ全く水風呂のような文化がないわけではありません

 

フィンランドは多くの場合、湖畔の横にサウナが建てられています

なのでサウナから上がったら水風呂ではなく湖にダイブ!なわけです

 

またフィンランドは国土全体が非常に寒冷であり、冬には多くの積雪が見られます

そんなもの利用しない手はありません

 

サウナから上がったら雪にダイブ!

 

まぁつまるところ本場では水風呂の代わりに湖や雪にダイブして体を冷やすわけです

 

日本にはなかなかそういった湖や積雪の機会はないですから、代用手段として生まれたのが水風呂というわけですね

 


【まとめ】

 

ということで今回はフィンランド式サウナと日本式サウナの違いをまとめてみました

 

日本のサウナとフィンランドのサウナでは同じサウナでも大きく異なることがわかりましたね!

わたくし暇人もサウナーの端くれとして、いつかフィンランド訪れたいものです

 

ではまた次回の記事でお会いしましょう

 

さようなら

 

 

<参考にさせていただいた記事↓>

フィンランド人はととのい知らず!?サウナ文化研究家に聞いた「本場のサ道」 - サウナイキタイマガジン

サウナーが唱える「フィンランド式サウナ最高説」は果たして本当なのか確かめに行ってきた | 温泉道場